気の合う仲間とのドライブ。 週末、昔からの友達&ダンナさんで熊本までドライブしてきました。 目的は井上雄彦先生の『最後のマンガ展』。 わたしはバガボンドの大ファンです。 宮本武蔵を題材にしたマンガですが、 実際の武蔵の人生というよりは、かなり井上先生の創作が入っているので、 別の物語なのかもしれません。 井上先生的にもその思いがあるから、題名に武蔵の名は入れず、 ”たわけもの”などの意味を持った『バガボンド』にしたのだとか。 武蔵が天下無双をめざし、切磋琢磨していく中で沸き起こる思いの数々は、 時にハッとさせられ、ときに自分がモヤモヤしていたことの 答えのように感じることさえあります。 読み返せば読み返すほど、その時の自分の心境に答えてくれる、 わたしにとってはそんな作品です。 心に刻まれた言葉はいくつもありますが、 その中でも 〜自分に真実があれば………〜 とフレーズをよく思い返します。 武蔵がもう死ぬかもな、という戦いを前にして、 誤解により恨まれ続けている幼なじみの母に対して、 『せめて誤解をときたい………』 と、願うのですが、一瞬間をおいて、 『まぁ、いいか…自分に真実があれば………』 と、こうくるのです。 ************************************* 自分のとった行動や言動が、人にとってどう映るかは操作できない。 それは自分の思いだけではなく、その相手のいろんな状況もあいまって 起こるものだから、当然と言えばそうなのかも。 でも理解されたい!わたしはこういうつもりだったのに……… と、自分の観点を理解してほしい!というのがやはり先走ってしまう。 しかしながら、やっきになってそれを理解させようとしてしまうときは、 もしかしたら、自分でもそのことに自信が持てなくて、 それを肯定しようとするから、ムキになってしまうのでは………。 自分に真実があれば………、と思える心を持てるには、 自分自身から問いかけのない行動をとること。 すごく簡単なようで実はなかなかむずかしい。 でもそれをできるように、と心に留めておけば、 心を怠慢にすることなく時を重ねていける気がする。 また、万が一誰かの感情の矛先が自分に向いた時にも、 その人がそう思うことに対してきちんと思いを傾けることができる気がする。 自分の思いが先走り、 相手に対して無理強いをしてしまいそうになるとき、 わたしはこの一言を思い出すことで、止まれているような気がします。 《MY HOME PAGE 》Yum
by yumjewelry
| 2009-06-08 11:20
| オキニイリ
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